78,100円(税7,100円)
ANGLEPOISE Original 1227 Brass Desk Lampをそのままウォールランプとして使用できる壁面用パーツが登場しました。
Wall Mounted(ウォールマウンテッド)は、アングルポイズの全てのパーツに無垢の真鍮:Brass(ブラス)を用い、ケーブルには細身のレトロなツイストケーブルを採用、スプリングや金具類も全て真鍮のコーティングを施し、ANGLEPOISEの美しい機構を強調する最もクラシカルなシリーズであるANGLEPOISE Original Collection 1227™ Brass Desk Lampのアームランプをそのまま壁付け照明としてお使い頂けるオプションパーツです。
"Original 1227 Brass"シリーズのカラーバリエーションは、光りの加減で青みがかったチャコールグレーにも見える深さのある黒-
Deep Slate:ディープスレート(コードカラー:ブラック)、昔の産業機械や工業製品を彷彿とさせるこっくりとした灰色-Elephant Grey:エレファントグレー(コードカラー:ライトグレー)、少し彩度を落とした中間色の美しい水色-Dusty Blue:ダスティーブルー(コードカラー:チョコレートブラウン)の3色展開。どの色も古き良き時代の趣を感じさせる、どこか懐かしくあたたかみのある色合いです。
誕生から三四半世紀を越え、現在も世界中で愛され続けているANGLEPOISEですが、真鍮を用い、塗装や色合い、パーツの細部までこだわり抜かれた1227 ブラスコレクションは、タスクランプとしての存在を超え、インテリアとして趣のある空間を生み出す秀逸なデザインが魅力の照明です。
尚、ANGLEPOISE Wall Mountedは、ANGLEPOISE Type75にはお取り付け出来ませんのでご注意下さい。また、基本的にパーツ本体のみの販売は行っておりませんが、台数の多い場合にはご相談下さい。
1932年、ユークリッド幾何学に精通した自動車メーカーのエンジニア、George Carwardine(ジョージ・カワーダイン)が世界クラスの技術を持つスプリング製造の専門メーカーHerbert Terry and Sons Ltd.(ハーバート・テリー・アンド・サンズ)社のスプリングを用い、重量バランスの技術的理論を考案して誕生した4本のスプリング・バランスアームランプが今のANGLEPOISE(アングルポイズ)ランプの原型です。
この4本スプリング型のタスクランプ「ANGLEPOISE 1209」は大変機能的な照明であったものの、工業用照明のイメージが強かったため、1935年に一般家庭向けとしてよりシンプルでスタイリッシュな3本スプリングタイプの「ANGLEPOISE 1227」を発表、すぐに大成功を収めます。ちなみにこの「1209」や「1227」とは、12インチの短いアームが1208、18インチのアームのものは1209と言った具合に、多品種のスプリング製造を行っていたTerry’s社の商品管理のために付けられたナンバリングだそう。
ランプと共にキャスターベース、デスククランプ、ウォールブラケット用のアクセサリパーツが作られ、撮影用や歯科医の治療用、病院の手術室用、ガレージ用と様々なバージョンがあり、戦時中は軍用機のナビゲーションテーブル用の特別仕様も製造されたほど、ANGLEPOISEは時代のニーズに応え、幅広く活躍します。戦後は品薄となったスチールに代わり、アングルポイズのアームはアルミニウム製に、シェードを支える部分はスチール製からダイキャストへ、シェードは通気性改善のため少々大きくなりました。そしてその新しいランプは「model 50」と名付けられます。その後もランプホルダーの生産中止によるデザイン変更で生まれた「model 75」が時代を象徴するデザインとなり、1982年の国会議事録には、省エネランプを利用した先進的商品として産業賞を受賞した省エネランプ仕様のANGLEPOISE「Sola」が、国会議事堂ビックベンで採用されたとの記載が残っています。
また、1937年にノルウェー人業者ヤック・ヤコブセンがアングルポイズのランプを輸入、ノルウェーでのライセンス製造契約を交わし、LUXO社が誕生しました。後にアメリカでの販売権が認可され、ANGLEPOISE社の技術を元に、アメリカで生産されるLUXOライトはとても有名になり、アメリカで大成功を収めます。1986年に公開された映画会社Pixer(ピクサー)の短編映画「LUXO Jr」では、アングルポイズのデスクランプが主人公のモデルとなり、その後Pixerのマスコットキャラクターとしても有名になりました。
1989年のデザインミュージアム(ロンドン)の設立により、デザイン界の専門家たちがメッセージを発信し始めます。1992年には、現RCA教授のジェレミー・マイヤーソンが「ANGLEPOISE 1227」を愛用品として選んだ25人のトップデザイナーへのインタビューを行い、そのイベントの記念として「1227」限定復刻版を発売しました。また、グローバルマーケットの時代に入ると海外の安価なコピー商品が出回ってくるようになり、新しい方向性の改革の必要性から次世代への商品開発を目指し、コダックの”ポケットインスタマチックカメラ” や高速列車 “Inter City125″、ロンドンタクシーで知られるプロダクトデザイナー、ケネス・グランジによる「Type 3」(2003年)、「Type 75」(2004年)、「Type 1228」(2008年) といったニューモデルが次々と発表されました。
また別の転機も訪れました。作家・脚本家であるロアルド・ダールの博物館のために彼が執筆室で愛用していたANGLEPOISEの3倍サイズのランプをつくるという特注依頼が舞い込み、3台製作されたジャイアントサイズのANGLEPOISE 1227のうち、オークションにかけられた1台を落札したのはなんと映画監督のティム・バートンでした。そして残る1台が100% DESIGN LONDONに出展されると、これが評判となり現在では定番商品として世界中で使われています。
75周年を迎えた2009年にはロイヤルメールの記念切手「英国を代表する10のデザイン」が発売されます。「ANGLEPOISE1227」 はコンコルドや2階建てロンドンバス、ミニなどと共に選ばれ、この年「Original 1227」が復刻発売されました。ANGLEPOISEは、エンジニアリングコンセプトから誕生し、永い時を経てデザイナーブランドとして現在に至っています。誕生から80年を経た現在でも、デザイン通の人々の間だけではなく、一般の人々まで幅広く知られるタスクランプのアイコン的存在になっています。
"そして今もなおケネス・グランジとANGLEPOISEは開発に取り組んでいます。それはもうすぐ新世代のANGLEPOISEとして皆さんの前に姿を現すことでしょう。"
WHAT'S AGP PARK™
About ANGLEPOISE®
ユークリッド幾何学に精通した自動車メーカーのエンジニア、George Carwardine(ジョージ・カワーダイン)は、自動車メーカーHorstmannでそのキャリアをスタート、1916年にはすでにチーフデザイナー兼工場長として活躍していましたが、サスペンションシステムを専門とする自社の設立のため独立します。様々なタイプの自動車サスペンションの開発を行いながらも、他の分野にも応用できるメカニズムを研究する中でスプリングと重量に強い関心を寄せ、自由に曲げられさらに思い通りのポジションをキープすることを可能にするタスクランプのメカニズムの開発に没頭していきます。1934年、ANGLEPOISEの最初のモデルである4本スプリングの「1208」と「1209」を生産。工場をはじめ、病院、オフィスへとあらゆる場所でセールスを伸ばすと、さらに1935年、一般消費者向けとしてよりシンプルでスタイリッシュな3本スプリング・3本アームの「1227」を発表しました。1948年、61歳でその生涯を閉じた後も彼のデザインは継承され、現代も多くの製品の技術的基礎となっています。
サイズ | ベース(壁面取り付け部):W53mm×D168mm×H100mm |
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素材 | スチール(鋳鉄) |
色 | Deep Slate / Elephant Grey / Dusty Blue |
仕様 | ANGLEPOISE Original 1227 Brassのデスクランプに合わせてご使用頂けます。 尚、真鍮パーツを使用していないANGLEPOISE Original 1227、ANGLEPOISE Original 1227 miniとはお色味が異なります。上記の2モデルをご利用の場合にはANGLEPOISE 1227 Wall Mountedをご利用ください。 |
納期 | 在庫状況により異なります。お気軽にお問い合わせ下さい。 |
送料 | 食器・雑貨 |
デザイナー | George Carwardine |
備考 | ・代引き不可 ・お取り寄せ商品の為、ご注文後のキャンセル不可 ・ウォールマウンテッドのパーツ単体でのご注文はお承りしておりません。 Anglepoise Original 1227 Brass Desk Lampとセット販売となります。 |
ANGLEPOISE 1227 Brass DeskLamp | ANGLEPOISE 1227 Brass Wall Mounted |
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64,000円 | 7,000円 |
(税別) |