7,700円(税700円)
スプリング式アームランプの元祖であり、タスクランプのアイコン的存在でもあるANGLEPOISE(アングルポイズ)は、3本のスプリングが重量バランスを取り、驚くほどスムーズなアームの動きと思い通りのポジションキープができるイギリスを代表するワークランプ。思い通りに動き、静止するアングルポイズのスプリング式アームの機構をそのままに、壁付け照明にできる専用パーツ、Wall Mounted(ウォールマウンテッド)。
Anglepoise Original 1227 Desk Lampシリーズの下記の3タイプのデスクランプと合わせてお使い頂けます。
・Anglepoise Original 1227 Mini DeskLamp
・Anglepoise Original 1227 Desk Lamp
・Anglepoise1227 Desk Lamp Chrome
尚、こちらのパーツ単体での販売は行っておりませんので、上記デスクランプのいずれかと合わせてご注文ください。Wall Mountedパーツ単体でご注文を頂いてもキャンセルとさせて頂きます。
※ANGLEPOISE Type75 / ANGLEPOISE Original 1227 Mini Table Lamp / ANGLEPOISE Original 1227 Brass Desk Lampにはお取り付け出来ませんのでご注意下さい。
1932年、ユークリッド幾何学に精通した自動車メーカーのエンジニア、George Carwardine(ジョージ・カワーダイン)が世界クラスの技術を持つスプリング製造の専門メーカーHerbert Terry and Sons Ltd.(ハーバート・テリー・アンド・サンズ)社のスプリングを用い、重量バランスの技術的理論を考案して誕生した4本のスプリング・バランスアームランプが今のANGLEPOISE(アングルポイズ)ランプの原型です。
この4本スプリング型のタスクランプ「ANGLEPOISE 1209」は大変機能的な照明であったものの、工業用照明のイメージが強かったため、1935年に一般家庭向けとしてよりシンプルでスタイリッシュな3本スプリングタイプの「ANGLEPOISE 1227」を発表、すぐに大成功を収めます。ちなみにこの「1209」や「1227」とは、12インチの短いアームが1208、18インチのアームのものは1209と言った具合に、多品種のスプリング製造を行っていたTerry’s社の商品管理のために付けられたナンバリングだそう。
ランプと共にキャスターベース、デスククランプ、ウォールブラケット用のアクセサリパーツが作られ、撮影用や歯科医の治療用、病院の手術室用、ガレージ用と様々なバージョンがあり、戦時中は軍用機のナビゲーションテーブル用の特別仕様も製造されたほど、ANGLEPOISEは時代のニーズに応え、幅広く活躍します。戦後は品薄となったスチールに代わり、アングルポイズのアームはアルミニウム製に、シェードを支える部分はスチール製からダイキャストへ、シェードは通気性改善のため少々大きくなりました。そしてその新しいランプは「model 50」と名付けられます。その後もランプホルダーの生産中止によるデザイン変更で生まれた「model 75」が時代を象徴するデザインとなり、1982年の国会議事録には、省エネランプを利用した先進的商品として産業賞を受賞した省エネランプ仕様のANGLEPOISE「Sola」が、国会議事堂ビックベンで採用されたとの記載が残っています。
また、1937年にノルウェー人業者ヤック・ヤコブセンがアングルポイズのランプを輸入、ノルウェーでのライセンス製造契約を交わし、LUXO社が誕生しました。後にアメリカでの販売権が認可され、ANGLEPOISE社の技術を元に、アメリカで生産されるLUXOライトはとても有名になり、アメリカで大成功を収めます。1986年に公開された映画会社Pixer(ピクサー)の短編映画「LUXO Jr」では、アングルポイズのデスクランプが主人公のモデルとなり、その後Pixerのマスコットキャラクターとしても有名になりました。
1989年のデザインミュージアム(ロンドン)の設立により、デザイン界の専門家たちがメッセージを発信し始めます。1992年には、現RCA教授のジェレミー・マイヤーソンが「ANGLEPOISE 1227」を愛用品として選んだ25人のトップデザイナーへのインタビューを行い、そのイベントの記念として「1227」限定復刻版を発売しました。また、グローバルマーケットの時代に入ると海外の安価なコピー商品が出回ってくるようになり、新しい方向性の改革の必要性から次世代への商品開発を目指し、コダックの”ポケットインスタマチックカメラ” や高速列車 “Inter City125″、ロンドンタクシーで知られるプロダクトデザイナー、ケネス・グランジによる「Type 3」(2003年)、「Type 75」(2004年)、「Type 1228」(2008年) といったニューモデルが次々と発表されました。
また別の転機も訪れました。作家・脚本家であるロアルド・ダールの博物館のために彼が執筆室で愛用していたANGLEPOISEの3倍サイズのランプをつくるという特注依頼が舞い込み、3台製作されたジャイアントサイズのANGLEPOISE 1227のうち、オークションにかけられた1台を落札したのはなんと映画監督のティム・バートンでした。そして残る1台が100% DESIGN LONDONに出展されると、これが評判となり現在では定番商品として世界中で使われています。
75周年を迎えた2009年にはロイヤルメールの記念切手「英国を代表する10のデザイン」が発売されます。「ANGLEPOISE1227」 はコンコルドや2階建てロンドンバス、ミニなどと共に選ばれ、この年「Original 1227」が復刻発売されました。ANGLEPOISEは、エンジニアリングコンセプトから誕生し、永い時を経てデザイナーブランドとして現在に至っています。誕生から80年を経た現在でも、デザイン通の人々の間だけではなく、一般の人々まで幅広く知られるタスクランプのアイコン的存在になっています。
"そして今もなおケネス・グランジとANGLEPOISEは開発に取り組んでいます。それはもうすぐ新世代のANGLEPOISEとして皆さんの前に姿を現すことでしょう。"
WHAT'S AGP PARK™
About ANGLEPOISE®
ユークリッド幾何学に精通した自動車メーカーのエンジニア、George Carwardine(ジョージ・カワーダイン)は、自動車メーカーHorstmannでそのキャリアをスタート、1916年にはすでにチーフデザイナー兼工場長として活躍していましたが、サスペンションシステムを専門とする自社の設立のため独立します。様々なタイプの自動車サスペンションの開発を行いながらも、他の分野にも応用できるメカニズムを研究する中でスプリングと重量に強い関心を寄せ、自由に曲げられさらに思い通りのポジションをキープすることを可能にするタスクランプのメカニズムの開発に没頭していきます。1934年、ANGLEPOISEの最初のモデルである4本スプリングの「1208」と「1209」を生産。工場をはじめ、病院、オフィスへとあらゆる場所でセールスを伸ばすと、さらに1935年、一般消費者向けとしてよりシンプルでスタイリッシュな3本スプリング・3本アームの「1227」を発表しました。1948年、61歳でその生涯を閉じた後も彼のデザインは継承され、現代も多くの製品の技術的基礎となっています。
サイズ | ベース(壁面取り付け部):W53mm×H100mm D165mm 重量:約0.9kg |
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素材 | スチール(鋳鉄) |
色 | Jet Black / Linen White / Dove Grey / Bright Chrome |
仕様 | デスクランプとセット販売のため、パーツ単体のご注文を頂いてもキャンセルとなります。 |
納期 | 在庫状況により異なります。お気軽にお問い合わせ下さい。 |
送料 | 食器・雑貨 |
デザイナー | George Carwardine |
備考 | ・代引き不可 ・お取り寄せ商品の為、ご注文後のキャンセル不可 ・ウォールマウンテッドのパーツ単体でのご注文はお承りしておりません。 ご使用の際はAnglepoise Original 1227 Mini DeskLamp、Anglepoise Original 1227 Desk Lamp、Anglepoise1227 Desk Lamp Chromeのいずれかのデスクランプとセットでご注文頂きますようお願い致します。 |