小鹿田焼 おんたやき 丼
5寸丼 / 6寸丼 飛び鉋

碗・鉢・ボウル

2,640円(税240円)

お茶碗をそのまま大きくしたフォルムは馴染みやすく、麺類から丼ものまで大活躍。

うどんにお蕎麦、お茶漬け、ラーメンetc. 何にでも使える丼&小丼。色合いも形も、ほぼお茶碗と同じ、なじみのある形。お茶碗より少し高台が広めにできているので安定感もあり、熱い汁物もなんのその。もともと販売をしていた6寸丼に加え、小ぶりなサイズの5寸丼もお取り扱いを始めました。
6寸サイズは容量は汁物で600〜700ml程度まで入ります(すりきり一杯までの容量は約1L)。女性が片手で持つにもちょうど良いサイズです。

模様は小鹿田焼きでおなじみの飛び鉋。内側が無地の「外側のみ飛び鉋」は釉薬の色ムラや焼成の際の小さな混入物などが多少目立つものもございますのでご了承ください。また、飴釉や緑釉の丼は店頭のみでお取り扱いしております。(在庫状況は随時変動致します)

小鹿田焼きの個性について

小鹿田焼きは、日田皿山の土の採取から土づくり、足を使った蹴ろくろによる成形と模様付け、現代では殆ど見られなくなった登り窯によって、陶工の長年の勘で昼夜火の加減を調節しながら薪で焼き上げる、全て天然の素材と人の手によって生み出される手作りの器です。
登り窯の焼成においては、窯の中の器の詰み場所や火の加減、窯の温度ほか様々な要素によって焼き上がりが変化します。焼き締め具合によって色の違いや寸法の差が生じたり、火の粉や灰の跡など、溶けた釉薬の表面に不測の変化が現れることも。このような器ひとつひとつの個性は、焼き物の魅力、景色としてお楽しみ頂きたい小鹿田焼きの製法ならではの表情となりますので、ご理解頂ける方のご利用をお願い致します。

年月とともに味わい深く変化してゆく小鹿田焼のお皿は、ラフに、タフにとことん使って育てることを楽しんで頂きたい日用の器です。

小鹿田焼(おんたやき)

今から約300年前、福岡県朝倉郡小石原村にある小石原焼(こいしわらやき)から分窯したと伝えられる小鹿田焼。江戸中期、幕府直轄領(天領)であった日田の代官により領内の生活雑器の需要を賄うために興された小鹿田焼の窯元は、一子相伝で弟子を取らず、十軒の窯のみがその技術を綿々と受け継ぎ、今に至るまで開窯以来の伝統的な技法がよく保存されて来ました。そのことを大きな理由として小鹿田焼の技法が1995年に国の重要無形文化財指定を受け、2008年3月には地区全体が「小鹿田焼の里」として重要文化的景観に選定されました。

山里でひっそりと焼かれてきた小鹿田焼が脚光を浴びるようになったのは昭和に入ってから。素朴で温かみのある小鹿田焼を初めて評価し、世に広く伝えたのは民芸運動の先駆者、柳宗悦と英国の陶芸家、バーナード・リーチです。バーナード・リーチは約一ヶ月皿山で製作に精進し、彼の指導した取っ手付けなどの手法は今も小鹿田焼に受け継がれています。

小鹿田焼の伝統の技法には、刷毛目、飛び鉋、指描き、櫛描き、打ち掛け、流し掛けなどがあります。中でも小鹿田焼といえば思い浮かぶ、ろくろを蹴りながら回す蹴轆轤(けろくろ)を使用し、化粧土に小さな鉋の先で削り目をつける飛び鉋の技法は、「世界一流の民窯」と謳われた小鹿田焼開窯から300年、現代においても広く私たちの心を魅了し続けています。


小鹿田焼のお手入れ方法

重ね焼きの技法で焼成される小鹿田焼きは、高台と、高台の重なる器の中央に釉薬が施されない化粧土が現れます。この素地の部分は水分をよく吸収するため、お料理の種類によっては色移りや油染みができたり、水に漬け置きして放置するとカビや変色の可能性も…。毎日の食事の積み重ねで生まれる変化は味わいの一つでもありますが、大切なお皿を長くお使い頂くために、陶器の基本的なお手入れ方法をご紹介します。

【購入直後】
小鹿田焼きの高台の底は釉薬がかかっていないため、陶器の素地が出て、ざらっとしています。工場で生産されている器は研磨してあることも多いかと思いますが、小鹿田焼きは研磨されていないので、テーブルや重ねた食器にキズを付けてしまう可能性があります。まずは高台の底をチェックして、目の荒いサンドペーパーで磨いて下さい。昔、我が家では高台同士を摺り合わせたりしていたように思います。

【使用後】
小鹿田焼に限らず、土ものは吸水性が高いため、臭いが付きやすいだけでなく、水に浸しっぱなしにしたりするとカビが生えてしまうことも…。食事の後はできるだけ放置せず、薄めた中性洗剤でよく洗い、そのあとに熱湯にくぐらせると気化熱で内側の水分まで早く乾燥させることができます。生乾きで食器棚に収納することも大事な小鹿田焼にカビが生えてしまう原因となりますので、しっかりと乾燥させることを心がけましょう。

小鹿田焼(おんたやき)についてもっと読む 小鹿田焼(おんたやき)
サイズ 5寸:φ150mm
6寸:φ183mm×H90mm
※個体差がございますのでご了承下さい
素材 陶器(小鹿田焼)
薄い淡黄色〜淡いグレー
仕様 飛び鉋
納期 約1週間
送料 食器・雑貨
ギフト対応 不可
大変申し訳ございませんが、小鹿田焼の器は破損の危険が高いため、ギフト対応しておりません。何卒ご了承お願い致します。
備考 電子レンジ・食器洗い機:使用可
オーブン:使用不可
小鹿田焼
ご購入のご注意
小鹿田焼は土作りから焼成に至るまで、全て手作りによって作られる焼き物です(詳細は小鹿田焼きの個性についてをご参照ください)。商品はスタッフが一点一点検品し、ご使用に問題のない商品のみを出荷しておりますので、配送による破損以外のご返品・交換はお承りできません。予めご了承お願い致します。
バイヤーのおすすめポイント

シンプルに力強い、小鹿田焼きの丼の楽しみ方。

日常使いの器として飾らず気兼ねなく使えるお茶碗型の丼。なのですが、伝統の飛び鉋の模様が贅沢に刻まれた丼は、合わせる器や盛りつけ方でカフェご飯風のおしゃれな丼としても、ちょっと気の利いた風雅なお料理にも使い分けができるのが小鹿田焼きの懐の広さ。本来は日用の器ですが、例えばお正月のお雑煮、七草がゆ、土用の丑の日などに漆のお椀の代わりに小鹿田焼きを使ってみる…現代だからこそ、民芸の器に感じるちょっと独特な力強さをあえて特別の日の器に仕立ててみる、なんて楽しみ方も有りだと思います。(sae)

ご注文

型番
小鹿田焼 丼 どんぶり
価格
2,640円(税240円)
購入数
 1:飛び鉋(内無地)2:内外飛び鉋(トビ×トビ)
5寸
2,640円(税240円)
欠品中
6寸3,300円(税300円)
欠品中
3,300円(税300円)
欠品中
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