99,000円(税9,000円)
ドイツのマインツで1924年に生まれたBernard Schottlander(ベルナール・ショットランダー)は、1939年にイギリスに渡ります。戦争中に兵器工場で溶接工として働き、戦後はリーズ美術大学で彫刻を学びました。戦時中の溶接工としての経験はその後の彼の仕事に大きな影響を与えました。彼のアーティスティックなプロダクトは手作業で作られており、彼は自身をインテリアデザイナー及び屋外彫刻家と定義しています。
ショットランダーは世界的彫刻家のアレクサンダー・カルダーの大ファンであり、カルダー1951年の作品で象徴的な動く彫刻モビールに敬意を表してLamp Mantis(マンティス)を製作し、世に広めました。
Mantis(マンティス)テーブルランプは、ショットランダーが崇拝するカルダーのモビールのように、まるで重力の法則に反するかのような独特の浮遊感があり、支柱の差し込み位置を変更することにより傾斜角度が変えられる、当時はまだ珍しかった段階可変式のカウンターバランスシステムを採用、支柱は360°自在に動く機能性の高さも魅力です。
また、彫刻家らしい視点でデザインされたLamp Mantisのまるで空中に浮遊しているアクロバットのように非対称で美しい歪みを描いたアルミニウム製のシェードは、熟練の金属加工技術を要するへら絞りと高度な彫金の技術を用いて作られています。
DCW editionsは、ル・コルビュジエをも魅了した「Gras Lamp」を復刻する権利を獲得した3人の支持者により2008年に立ち上げ生産を始めたフランスのメーカーです。2013年に、1970年にBertrand Balas(ベルトラン・バラス)がデザインした魔法のようなオーラを発する「Here Comes Sun」を復刻し、 現在は建築家とのコラボレーションで革新的な照明器具「IN THE TUBE」、「ISP」を新たに製作するなど躍進を続けています。
世界のモダンデザインの歴史のなかでも特筆すべきものとして語られるDCWコレクションのストーリーは、Bernard- Albin Gras(バーナード・アルビン・グラス)がオフィス用&産業用のランプ「The Lampe Gras」シリーズをデザインした1921年に遡ります。The Lampe Grasはシンプルかつ人間工学に基づき、一切のビスも溶接も用いない画期的なデザインで、時代を先取りしていました。フランク・ロイド・ライトやミース・ファン・デル・ローエとともに“近代建築の巨匠”と称されるル・コルビュジエを筆頭に、アーティストのソニア・ドローネやジョルジュ・ブラックなど、The Lampe Grasは多くの異なる業種の著名人やカスタマーによって愛されることとなり、公共スペースと住宅の双方の場で採用される歴史上最初のランプとして人気を博しました。
Bernard Schottlander(ベルナール・ショットランダー)は、1924年にドイツのマインツで生まれ、1939年にイギリスに移住しました。インドのイギリス軍に奉仕した後、彼は溶接を学び、リーズ美術大学とセントジョーンズウッドのアングロフランス美術センターで彫刻を受講し、彼自身をインテリアデザイナーとエクステリアの彫刻家と定義しています。
工業デザイナーとして成功した数年後、ベルナール・ショットランダーは彫刻に専念します。1950年代後半、George Nash(ジョージ・ナッシュ)の助けを得てノース・ロンドンでワークショップを設立。1965年からセント・マルティンス美術学校で金属工芸を教え、同年、ロンドンの現代美術研究所で6人のグループ展を開催、1966年にはロンドンのハミルトン美術館で個展を開催。アレクサンダー・カルダーの崇拝者であるベルナール・ショットランダーは、1951年にカルダーへのオマージュとして「Mantis」シリーズのランプを発表しました。
アーティスト、エンジニア、そしてハンディーマンとしてショットランダーが創造したすべてのものには「動き」が深く織り込まれており、一連の強く柔軟な金属棒と組み合わせた釣り合いの良いスマートなシステムを考案しました。
サイズ | Φ220mm×D450mm×H205mm ベース:φ95mm 重量:0.9kg |
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素材 | スチール |
色 | ブラック |
仕様 | アーム・シェード可動式 電気工事必要商品 適合電球:E17 LEDランプ60W ※電球は付属しません |
納期 | 受注生産商品のため、都度確認となります |
送料 | 食器・雑貨 |
デザイナー | Bernard Schottlander |
備考 | 受注生産商品の為、ご注文後のキャンセル不可 |