SLOW LABEL BLUE BIRD COLLECTION ぬい絵の青い鳥 ブローチ 001

MADE IN TOKUSHIMA

空気に触れることで藍の成分が繊維に固着し鮮やかに藍色に発色していく藍染めは、一般的な草木染めとは異なり、何度も何度も浸けて洗って乾かすという労力を要する作業を繰り返します。
しかし、心が躍るような抜群の色彩感覚と共に、歌いながら紡がれていく毛糸、身近なものを描くことから始まるシルクスクリーン、布の模様とおしゃべりするように一針一針縫われていく刺繍…そのどれもが楽しげで、一流を極めた職人のもの作りとは異なる自由な完成と味わいに溢れています。

BLUE BIRD COLLECTIONは、徳島で藍染めに取り組むいくつもの障害者施設からそれぞれの得意分野を生かしてコーディネートされていますが、施設によっては畑で藍の葉を育てるところからはじまり、藍の葉を発酵させてつくる天然の染料「すくも」を用いて、全ての施設で化学薬品等を一切混ぜない天然灰汁発酵建ての製法で、人と地球に優しいものづくりに取り組んでいます。

スローレーベルとawanowa/NPOとくしま障害者授産支援協議会が、天然藍染めの手法を用いて開発した「BLUE BIRD COLLECTION」は、徳島県の障害者施設で、一つ一つ丁寧に染められた藍染めの糸や布を用いてつくられた全て一点モノの手づくり雑貨の新しいシリーズです。日頃、馴染みのない藍染めを身近に楽しんでいただきたいという思いから、手づくりキットなども発売をスタート致します。手仕事を通し、藍との対話をお楽しみ下さい。

SLOW LABEL（スローレーベル）

国内外で活躍するアーティストやデザイナーと企業や福祉施設などを繋げ、特色を活かした新しいモノづくりとコトづくりに取り組むSLOW LABEL（スローレーベル）は、障害者施設や授産製品を取り巻くさまざまな問題を、デザインやディレクションの力で軽やかに飛び越える活動を続けています。機械でつくるマスプロダクトでも、熟練した職人の手によるクラフトでもない、誰もが生産活動に楽しく参加でき、その手から生まれる個性や表情が味となる「マスクラフト」を得意としている手作り雑貨ブランドです。

okada mariko（おかだ まりこ）

女子美術大学デザイン学科ヴィジュアルデザイン卒業。学生時代に文化刺繍と出会い、絵を描くように刺繍ができることから自ら「painting stitch」と名付け創作を行っている。記憶や思い出の蓄積が今の自分を生かし、未来へつなげるという想いと感覚で縫っている。