5,500円(税500円)
南部鉄器と聞いて思い浮かぶ、現代の日用品として用いるには少々野暮ったく思われる過度な装飾と重厚な作りの南部鉄器とは全く異なる、ストイックなほどにシンプルな釜定工房の南部鉄器。
動物を象った南部鉄器のお洒落なオーナメントのシリーズ。シンプルにデフォルメしたかわいい鳥や魚のモチーフと、マットな鉄の重さが相まって、彫刻のような美しさを見せる釜定ならではのデザイン。シンプルに見えて良く見るととても愛嬌のある動物たちは、動植物のモチーフを暮らしに取り入れて愛でる北欧デザインのインテリアを彷彿とさせます。無垢材の台座と合わせてシックな佇まいに。インテリアとして、キャビネットや窓際、玄関や書斎で家主のセンスを窺わせます。
つい揃えたくなってしまうおしゃれでキュートなオーナメント。インテリアにこだわりのある方への贈り物にもお勧めです。
南部鉄器とは、岩手県の奥州市水沢区と、盛岡市で作られている鉄器の総称。今日では岩手県内で生産される鉄鋳物を総称して南部鉄器と呼んでいますが、旧盛岡市の南部鉄器と奥州市の南部鉄器には異なった歴史があります。盛岡市の南部鉄器は、南部藩が主に茶の湯の道具をつくらせるため、京都から盛岡に釜師を招き、茶の湯釜をつくらせたのが始まりといわれています。その後、藩が職人を保護・育成し、武器や茶釜、日用品など幅広く発展します。有名な南部鉄器の鉄瓶(南部鉄瓶)は18世紀になって茶釜を小ぶりにして改良したのが始まりで、手軽さから広く用いられるようになりました。一方、伊達藩の支配下にあった現在の岩手県奥州市水沢区の南部鉄器は、平安後期に藤原清衡が近江国から鋳物師を招いた事に始まり、日用品の鋳物の生産が盛んになりました。明治時代以後は両産地の技術交流が進み、昭和30年代には総称して「南部鉄器」と呼ぶようになります。その後、南部鉄器は1975年(昭和50年)に通商産業大臣指定伝統的工芸品(現・経済産業大臣指定伝統的工芸品)に指定されました。
今も江戸の城下町の面影を残す盛岡市紺屋町で100年以上続く南部鉄器工房、釜定(かまさだ)は、創業者の「定吉」より一字をとって屋号を「釜定」とし、明治時代に創業した南部鉄器の老舗工房。岩手を代表する南部鉄器工房のひとつです。いわゆる「南部鉄器」と聞いて想像する装飾の多い重厚な南部鉄器と異なり、シンプルかつモダンな釜定の南部鉄器は、釜定工房の三代目、宮 伸穂(みや のぶほ)氏と、わずか数名の熟練した職人たちによって生み出されています。当主の宮氏は1952年生まれ。金沢美術工芸大学でクラフトデザインや漆器、染色などさまざまな工芸の世界に触れ、東京芸術大学大学院で金工を学びます。職人として、伝統工芸士として伝統工芸の製法を受け継ぎ、深め、後世に伝えて行く傍ら、「工芸品は、時代に合ったものでなければ使ってはもらえない」として、鋭い感性で現代のニーズを捉え、南部鉄器の伝統的な意匠をシンプルで機能美に溢れるモダンなデザインに昇華させています。職人でありながら豊かな感性と鋭い時代感覚によって生み出される釜定工房の南部鉄器は、日本のみならずフィンランドやアメリカなど国内外で高い評価を受け、幅広いファンの間で愛されています。
サイズ | 刀魚:W230mm×D60mm×H135mm おたまじゃくし:W60mm×D175mm×H130mm 魚:W140mm×D60mm×140mm 雉子:W140mm×D90mm×H180mm 鳥(102):W120mm×D60mm×H140mm 鳥(103):W75mm×D60mm×H170mm 風見鶏:W90mm×D60mm×H170mm |
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素材 | 鉄(南部鉄器) |
仕様 | 全て木台付き / 箱入り |
納期 | 約1週間 |
送料 | 食器・雑貨 |
デザイナー | 宮 伸穂 |
備考 | 釜定商品の欠品の場合には、次回入荷まで数ヶ月かかります。入荷案内はfacebookにてご案内致します。(個別対応はお承りできませんのでご了承下さい) |