39,600円(税3,600円)
「BKFチェア」は、この椅子をデザインした3人のアルゼンチン人デザイナーAntonio Bonet(アントニオ・ボネット)、 Juan Kurchan(フアン・クルチャン)、Jorge Ferrari-Hardoy(ホルヘ・フェラーリ=ハードイ)の頭文字をとって『BKF』と名づけられました。
軽く、移動も折りたたみも可能でありながら、幅広でハンモックのような快適な座り心地を提供するバタフライチェアは、1950年代から60年代にかけて特に若者たちに支持され、その人気はイームズ夫妻にも勝るとも劣らないものでした。
BKFのフライング グースは、BKFチェアと合わせてオットマンとしても、また単体でスツールとしてもお使い頂けるBKFと同じ機構、同じ素材で作られているコンパクトなスツールです。さらに、フライング グースは、本国サイズよりも少し低めに作られた日本限定サイズ。使い勝手が良いわけですね。
3人の若い建築家がパリで会ったのは1937年。
20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエの事務所で同僚として働いた3人がアルゼンチンに戻ると、1939年にブエノスアイレスに都市開発・公共建築の事務所デザイン集団であるGrupo Austral(グルッポ・アウストラル)を設立。Hardoyは、ル・コルビュジエ自身と一緒にブエノスアイレスの新しい都市計画に取り組むことになりました。この中で3人は手堅い直感に恵まれ、木製のフレームに座面を張ったクラシックなミリタリー家具「 Tripolina(トリポリナ)」の再設計を計画します。
折りたたんで、ショルダーストラップ付きのケースに簡単に収納できる持ち運びに便利なこの椅子は、エジソンやルーズベルトなども使用していた人気の椅子でした。
その可能性を研究して機能を拡張し、4本の木脚を2本のループする金属に変え、シンプルな構造でリ・デザインしたことは、コルビジュエが牽引する近代的な家具にも影響を受けていると言えるでしょう。
スウェーデンのCUERO(クエロ)社の創業者、ラース・キヤスタディウスは2005年に BKFチェアの再生産を始めました。かつてとは違って、今度はキャンバスではなく、イタリアから取り寄せた最高品質のレザーで作りました。その結果、復活後のBKFチェアは、発売後すぐに大成功をおさめました。生まれ変わった BKFチェアに使用されているのは、通常の手法よりも手間のかかる植物から抽出する天然のタンニン(渋)を使ってなめされた、ベジタブルタンニンのレザーです。
その仕上げにかかる工程には、熟練の職人による特殊な技術が必要とされます。化学物質によって革の呼吸を止めてしまうタンニング方法と異なり、使い込むほどに艶を増し、革が美しくエイジングしていくのが特徴です。
イタリアのいくつかの小さな皮革なめし工房が連携して工程を進めて非の打ちどころのないレザーを完成させ、CUERO社に納めています。
アルゼンチン出身のデザイナー(アントニオ・ボネット、フアン・クルチャン、ホルヘ・フェラーリ=ハードイ)の3名でBKFチェアを1938年に発表しました。当時はデザイナーズ家具の名門Knoll社にて発表された作品を手掛けるデザイナー。
サイズ | W460mm×D460mm×H420mm フレーム:φ12mm |
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素材 | ソリッドスチール |
色 | ブラックレザー / ブラウンレザー / ナチュラルレザー |
仕様 | 組み立て式 |
納期 | 国内在庫のある場合:約8日〜10日 ※在庫状況によって変更する場合があります |
送料 | 送料無料 ※沖縄・離島は別途お見積 |
デザイナー | アントニオ・ボネット / フアン・クルチャン / ホルヘ・フェラーリ=ハードイ |
備考 | 天然皮革を使用しておりますので、シミやキズが見られる場合がございます。 天然素材特有の特徴となりますので予めご了承ください。 |