Warner Shoemaker Chair No.49
ワーナー社シューメーカーチェア

チェア・スツール

39,600円(税3,600円)

古くは15世紀の北欧で、農夫の乳搾り用スツールをルーツに持つシューメーカーチェア。長時間の作業のために生み出された長き伝統を誇る北欧の椅子。

しっかと踏ん張る3本脚がかわいいブナ無垢材のシューメーカーチェアは、15世紀頃、農場の乳搾り用の椅子として使用されていた形を元にデザインされたもの。やがて木靴の生産が盛んになると、靴職人たちが長時間快適に座れるようにとお尻の形に合わせて座面を削って使用したことにインスピレーションを得て、このシューメーカーチェアは誕生しました。

フォルムの美しさもさることながら、お尻の形に併せて削り出された凹凸のある座面は、お尻を包み込んで安定感を保ち、無垢材の削り出しと思えないほど柔らかで安定感のある座り心地が魅力です。また、椅子の強度のために入れられた三本脚の間のT字の貫きは、椅子に座る際の足置きにもなるシンプルで無駄のないデザイン。北欧の伝統が息づく洗練されたスツールは、インテリアとして、生活の道具として純粋な美しさを持っています。

木のぬくもりがダイレクトに伝わる柔らかな質感の無塗装は、いつか飴色になるまで使い込みたい経年変化も楽しみな一脚。キズも汚れも味わいとなっていきますが、気になる方はサンドペーパーで簡単に修復できるのも無垢材の椅子ならではの魅力。
また、無垢材の魅力を生かしたまま、撥水効果によって色の変化や汚れを防ぐソープフィニッシュ塗装剤も別売りでご用意しています。

5サイズのバリエーションを持つシューメーカーチェア。ミニマムサイズは見た目もキュートなベビー＆キッズサイズのNo.27。No.42は、少し低めの座面でゆっくり座れるので、リビングはもちろん、玄関などで靴を履く際にあると便利なサイズ。No.49はダイニングテーブルに合わせるのに最適な高さです。No.59は、キッチンなどの立ち仕事の作業時に腰掛けたり、カウンタースツールとしても。最も大きいハイスツール、No.69はバーカウンタースツールに適したサイズです。

Shoemaker Chair（シューメーカーチェア）

1970年代初めにシューメーカーチェアの製作を始めたのは、現在のオーナーであるラース・ワーナーの父親でした。この3本脚のスツールの歴史は15世紀に遡り、何世紀にもわたってほんの少し形が変わっただけで、平らな座面の乳搾り用のスツールとして使われてきました。そのうちに、靴職人が自分用の椅子の座を座り心地を良くするためにお尻の形に合わせて削った事がきっかけになり、それにインスピレーションを得て現在の形に近づきました。その為にこのスツールは「シューメーカーチェア」と呼ばれる様になったのです。シューメーカーチェアは1930年代の短い期間に、現在のワーナー社の工場の近く、デンマークの有名な作家であるハンス・クリスチャン・アンデルセンの生誕地に近い場所で製産されていた以外には、ワーナー・ファミリーがハンドメードのスツールを製産するようになるまで作られていました。ワーナー社の元のスツールにはなかった「貫」によって改良を重ねてきました。さらに改良点を述べるなら、人間工学に基づいて作られた座面と簡単に倒れない様に地面にしっかりと立つ確度の脚があげられます。

Warner（ワーナー社）

シューメーカーチェアの製作を引き継いだのがワーナー社の社長でもあるワーズ・ワーナー氏です。もともと木靴を製作する職人だったワーナー氏が体の一部のように使っていた愛着のある椅子をもう一度世に送り出したいと考え復刻生産を始めました。絶妙な曲線を描く座面の形状は、大まかな木の削り出し以外、全て手作業で行っています。原木の仕入れから出荷の作業まで全てをワーナー氏が一人で管理し、ひとつひとつ丁寧に時間をかけて作られるこの椅子には、ワーナー氏の職人としてのこだわりと想いが込められています。

サイズ	W530mm×D400mm×H490mm：SH460mm
素材	ブナ
色	ナチュラル（無塗装） / ブラック
納期	ナチュラル（無塗装）：約1週間ブラック：約4週間 ※メーカー在庫がない場合、お届けまでに数か月かかることがございます。お急ぎの方はお問合せください。
送料	送料無料 ※沖縄・離島は別途お見積
デザイナー	Lars Werner
備考	シューメーカーチェアは天然の木材を使用しているため、節や木目、色合いに若干の個体差がございます。左記の理由による返品・交換は承れませんので予めご了承下さい。また、お取り寄せ商品のためサイズ変更がお承りできませんので必ずご確認の上ご注文頂きますようお願い致します。

座面高	No.27 27cm	No.42 39cm	No.49 46cm	No.59 56cm	No.69 66cm
無塗装	27,000円	32,000円	33,000円	39,000円	42,500円
カラー	39,000円	46,000円	48,000円	53,000円	55,500円
（税別）

: 履きやすさを追求する靴職人が生み出した座りやすさ。それだけで十分な説得力。
もともと3本脚のスツールは床の平らでない北欧で長く使用されて来たデザインですが、脚の形、形状、座面のフォルム、そういったこと全てに理由があるのが何より気持ちのいいデザイン。歩くこと、快適なこと、長く使い続けることが求められる靴の職人さんに長く愛用されたというだけで他の説明はいらない気がして来ます。「靴職人の作業に欠かせないスツール」というしごく具体的な用途から生まれたこの椅子を靴職人でない自分も手に入れられるという特別感（？）に心を奪われるのは、職人萌えの私だけでしょうか。。。（sae）