ANGLEPOISE Original 1227 Wall アングルポイズ 1227 ウォールライト

ANGLEPOISEを代表する1930年代デザインのモデル、Original 1227のレトロでクラシカルなウォールランプ。

スプリング式アームランプの元祖であり、タスクランプのアイコン的存在でもあるイギリスを代表する照明、ANGLEPOISE(アングルポイズ)。3本のスプリングが重量バランスを取り、驚くほどスムーズなアームの動きと思い通りのポジションキープを実現した画期的な照明は、1932年の誕生から80年以上の時を越え、今もなお世界中で愛され続けています。

ANGLEPOISE Original 1227™ DESIGNED BY GEORGE CARWARDINEは、ジョージ・カワーダインが1934年にデザインしたオリジナル1227の復刻版。「英国を代表する10のデザイン」としてロイヤルメールの記念切手にも選ばれたモデルで、2009年にANGLEPOISE 誕生75周年を記念して再発売されました。

Original 1227のウォールランプは少しレトロで柔らかな印象のリネンホワイト、グレー、ブラックの3色展開です。

誕生から三四半世紀を越え、現在も世界中で愛され続けているANGLEPOISE。ワークスペースや読書灯などのデスクランプとしての機能性はもちろん、タスクランプとしての存在を超え、インテリアとして趣のある空間を生み出す秀逸なデザインが魅力の照明です。

尚、その他のANGLEPOISEのランプはお取り寄せとなりますので、御希望がございましたらお気軽にお問合せ下さい。

ANGLEPOISE(アングルポイズ)

1932年、ユークリッド幾何学に精通した自動車メーカーのエンジニア、George Carwardine(ジョージ・カワーダイン)が世界クラスの技術を持つスプリング製造の専門メーカーHerbert Terry and Sons Ltd.(ハーバート・テリー・アンド・サンズ)社のスプリングを用い、重量バランスの技術的理論を考案して誕生した4本のスプリング・バランスアームランプが今のANGLEPOISE(アングルポイズ)ランプの原型です。
この4本スプリング型のタスクランプ「ANGLEPOISE 1209」は大変機能的な照明であったものの、工業用照明のイメージが強かったため、1935年に一般家庭向けとしてよりシンプルでスタイリッシュな3本スプリングタイプの「ANGLEPOISE 1227」を発表、すぐに大成功を収めます。ちなみにこの「1209」や「1227」とは、12インチの短いアームが1208、18インチのアームのものは1209と言った具合に、多品種のスプリング製造を行っていたTerry’s社の商品管理のために付けられたナンバリングだそう。

時代のニーズに応えた1227とMODEL75

ランプと共にキャスターベース、デスククランプ、ウォールブラケット用のアクセサリパーツが作られ、撮影用や歯科医の治療用、病院の手術室用、ガレージ用と様々なバージョンがあり、戦時中は軍用機のナビゲーションテーブル用の特別仕様も製造されたほど、ANGLEPOISEは時代のニーズに応え、幅広く活躍します。戦後は品薄となったスチールに代わり、アングルポイズのアームはアルミニウム製に、シェードを支える部分はスチール製からダイキャストへ、シェードは通気性改善のため少々大きくなりました。そしてその新しいランプは「model 50」と名付けられます。その後もランプホルダーの生産中止によるデザイン変更で生まれた「model 75」が時代を象徴するデザインとなり、1982年の国会議事録には、省エネランプを利用した先進的商品として産業賞を受賞した省エネランプ仕様のANGLEPOISE「Sola」が、国会議事堂ビックベンで採用されたとの記載が残っています。

ピクサーの顔にもなったANGLEPOISE

また、1937年にノルウェー人業者ヤック・ヤコブセンがアングルポイズのランプを輸入、ノルウェーでのライセンス製造契約を交わし、LUXO社が誕生しました。後にアメリカでの販売権が認可され、ANGLEPOISE社の技術を元に、アメリカで生産されるLUXOライトはとても有名になり、アメリカで大成功を収めます。1986年に公開された映画会社Pixer(ピクサー)の短編映画「LUXO Jr」では、アングルポイズのデスクランプが主人公のモデルとなり、その後Pixerのマスコットキャラクターとしても有名になりました。

新しい時代に入るANGLEPOISE

1989年のデザインミュージアム(ロンドン)の設立により、デザイン界の専門家たちがメッセージを発信し始めます。1992年には、現RCA教授のジェレミー・マイヤーソンが「ANGLEPOISE 1227」を愛用品として選んだ25人のトップデザイナーへのインタビューを行い、そのイベントの記念として「1227」限定復刻版を発売しました。また、グローバルマーケットの時代に入ると海外の安価なコピー商品が出回ってくるようになり、新しい方向性の改革の必要性から次世代への商品開発を目指し、コダックの”ポケットインスタマチックカメラ” や高速列車 “Inter City125″、ロンドンタクシーで知られるプロダクトデザイナー、ケネス・グランジによる「Type 3」(2003年)、「Type 75」(2004年)、「Type 1228」(2008年) といったニューモデルが次々と発表されました。

Giant1227誕生にまつわる秘話

また別の転機も訪れました。作家・脚本家であるロアルド・ダールの博物館のために彼が執筆室で愛用していたANGLEPOISEの3倍サイズのランプをつくるという特注依頼が舞い込み、3台製作されたジャイアントサイズのANGLEPOISE 1227のうち、オークションにかけられた1台を落札したのはなんと映画監督のティム・バートンでした。そして残る1台が100% DESIGN LONDONに出展されると、これが評判となり現在では定番商品として世界中で使われています。

多くの人々に愛され続けるANGLEPOISE

75周年を迎えた2009年にはロイヤルメールの記念切手「英国を代表する10のデザイン」が発売されます。「ANGLEPOISE1227」 はコンコルドや2階建てロンドンバス、ミニなどと共に選ばれ、この年「Original 1227」が復刻発売されました。ANGLEPOISEは、エンジニアリングコンセプトから誕生し、永い時を経てデザイナーブランドとして現在に至っています。誕生から80年を経た現在でも、デザイン通の人々の間だけではなく、一般の人々まで幅広く知られるタスクランプのアイコン的存在になっています。

"そして今もなおケネス・グランジとANGLEPOISEは開発に取り組んでいます。それはもうすぐ新世代のANGLEPOISEとして皆さんの前に姿を現すことでしょう。"

WHAT'S AGP PARK™
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George Carwardine(ジョージ・カワーダイン)

ユークリッド幾何学に精通した自動車メーカーのエンジニア、George Carwardine(ジョージ・カワーダイン)は、自動車メーカーHorstmannでそのキャリアをスタート、1916年にはすでにチーフデザイナー兼工場長として活躍していましたが、サスペンションシステムを専門とする自社の設立のため独立します。様々なタイプの自動車サスペンションの開発を行いながらも、他の分野にも応用できるメカニズムを研究する中でスプリングと重量に強い関心を寄せ、自由に曲げられさらに思い通りのポジションをキープすることを可能にするタスクランプのメカニズムの開発に没頭していきます。1934年、ANGLEPOISEの最初のモデルである4本スプリングの「1208」と「1209」を生産。工場をはじめ、病院、オフィスへとあらゆる場所でセールスを伸ばすと、さらに1935年、一般消費者向けとしてよりシンプルでスタイリッシュな3本スプリング・3本アームの「1227」を発表しました。1948年、61歳でその生涯を閉じた後も彼のデザインは継承され、現代も多くの製品の技術的基礎となっています。

サイズ シェード:φ142mm×H190mm
重量:0.8kg
素材 アルミ / 塗装仕上げ
灯具内面白塗装仕上げ
Jet Black(ブラック) / Linen White(ホワイト) / Dove Grey(グレー)
仕様 電源:要電気工事

ご注文

型番
1227 ウォールライト ウォールランプ 壁付け照明 ブラケット
価格
33,000円(税3,000円)
購入数
Jet Black:ブラック
Linen White:ホワイト
Dove Grey:グレー
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